現在、多くの高齢者が高血圧を抱えており、降圧薬を服用して血圧を安定させています。臨床では多くの種類の降圧薬がありますが、どの降圧薬が最も効果的なのか、どのように選べばよいのか、また降圧薬には副作用があるのかなど、これらは皆さんが関心を持つ問題です。以下、9つの観点からこれらの疑問に答えていきます。

画像

第一に、どの降圧薬が最も効果的なのかについてですが、一般的には「〜地平」系の方が「〜サルタン」系よりも若干強力で、「〜ロール」系が最も弱いとされています。しかし、個人の状況によります。例えば、若者の交感神経の興奮度が高い場合、βブロッカーの効果が最大限に発揮され、「〜ロール」系が最も効果的な場合もあります。したがって、服用後に血圧が正常範囲内に下がる薬が良い薬と言えます。

第二に、降圧薬は頻繁に変更する必要があるのかというと、血圧が安定している限り、降圧薬を変更する必要はありません。

第三に、一錠の降圧薬でどれくらい血圧が下がるかは個々の血圧状況によるものですが、血圧が高いほど下がり幅も大きくなります。血圧が180mmHgの人であれば20mmHg程度下がり、140mmHgの人であれば5〜10mmHg程度下がることが多いです。

画像

第四に、降圧薬には依存性があるのかというと、明確に言って依存性はありません。薬を止めた後、元の血圧に戻るだけです。

第五に、収縮期血圧が高いが拡張期血圧が60台しかない場合、降圧薬を飲むと拡張期血圧が非常に低くなるのかというと、人間の体には自己調整機能があり、通常、降圧薬は収縮期血圧に対してより効果的です。単純に拡張期血圧が高い人は血圧が下がりにくいのもそのためです。それでも、必要な場合は降圧薬を服用すべきです。

第六に、血圧が正常になったら降圧薬をやめることができるのかというと、薬を服用する前の血圧が160mmHg未満で、過去3ヶ月間特に減量、運動、塩分制限に努め、現在の血圧が120mmHg前後であれば、試しに薬を止めることができます。ただし、薬を止めた後は定期的に血圧を測定する必要があります。薬を服用する前の血圧が非常に高い場合は、薬を止めるのは避けた方が良いでしょう。

画像

第七に、降圧薬は食事の前か後に服用すべきかというと、どちらでも問題ありませんが、食後に低血圧になりやすい患者さんにとっては、食後に服用するのが良いでしょう。薬の効果が現れる頃には血圧も低くならないためです。また、薬の添付文書を確認し、特別な注意事項がないか確認することも重要です。

第八に、降圧薬は午前か午後に服用すべきかというと、動態血圧を調べて、夜間に血圧が高い場合は午後に、昼間に血圧が高い場合は午前に服用すると良いでしょう。ただし、個人の状況によっても変わります。

画像

第九に、降圧薬は肝臓や腎臓の機能に損傷を与えるのかというと、多くの薬剤が肝臓や腎臓に影響を与える可能性がありますが、降圧薬は比較的安全であり、何十年も服用しても問題ない人が多いです。医師の指示に従って適切に服用すれば、ほとんどの場合、肝臓や腎臓の機能に影響を与えることはありません。