寒い環境では、人間の皮膚の血管が収縮し、末梢血管抵抗が増加して血圧が上昇する。血圧の上昇量は個々の状況に関係し、一般的に5～10mmHg、最大20mmHg上昇する。 冬は屋内と屋外の温度差が大きいため、高血圧の人は血圧の変動が大きくなり、血圧の全体的な状況に応じて降圧剤を調整し、血圧コントロールが基準に合うようにする必要がある。例えば、アムロジピンベンゼンスルホン酸塩錠5mgを1日1回経口服用することで血圧が正常にコントロールできる人は、ホシノプリル錠10mgを1日1回経口服用することで、冬場の血圧を相乗的にコントロールすることができる。

血圧は暑さや寒さでは上下しないので、体が冷えていないと感じるときに正確な血圧計で数回測定して決める。