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現在、HIVの最も一般的な感染経路は何か、またそれぞれの感染経路からHIVに感染する確率はどのくらいか。

現在、HIVの最も一般的な感染経路は何か、またそれぞれの感染経路からHIVに感染する確率はどのくらいか。

こんにちは、私はCDCでHIVやC型肝炎などの感染症について研究しているドクター・ボボです。

職場でVCTを行う際も含め、個人的に書き込んでくれたネット民の中には、一度だけ無防備なセックスをした場合にHIVに感染する可能性や、他人にうつした場合に自分が感染するリスクについて問い合わせてくる人が多かったので、この手の質問には統一して回答しておこう。

エイズの感染経路には母子感染、性感染、血液感染の3つがあることが分かっているが、それぞれ感染確率が異なる。現段階では、わが国におけるエイズの主な感染手段は性行為感染であり、男性と女性が主な感染手段となっている。

HIVの3つの感染経路のうち、2006年以前は共有注射器を介した薬物乱用が主な感染経路であったが、2006年以降は性的感染が血液感染を上回り、現在では性的感染が絶対的な主な感染経路となっている。わが国が薬物乱用や人身売買の撲滅に精力的に取り組み(警察を賞賛する)、注射針交換政策を推進した結果、薬物乱用によるHIV感染の割合は大幅に低下し、現在では約3%を占めるにすぎない。母子感染も、中断技術の成熟と母子感染中断の国策により、少なくなっている。上記2つの方法は法規制や行政措置で解決できるが、性的な方法は困難で非現実的である。また、インターネットでの出会いや、同性間のセックスが容認されつつあるなど、セックスのカジュアル化が進んでいる現在、HIVの性的感染に介入することは非常に困難である。


上のグラフは、人体のさまざまな体液中のHIV濃度を示している。血液中の濃度が最も高く、次いで精液中であることがわかる。これは、男性から女性への感染が容易で、女性から男性への感染が比較的困難である理由を説明している。唾液と汗にはほとんどウイルスが含まれていないため、HIVを感染させることはない。

では、さまざまな経路で感染する確率はどのくらいなのだろうか?下のグラフをご覧いただきたい:

単独行為では輸血が最も高く、次いで出産であり、無防備なセックスによる感染リスクは非常に低いことがわかる。しかし、注意しなければならないのは、一回のリスクが低いからといって甘く見てはいけないということです。もし、自分の身に降りかかったら、その確率は100%になり、私生活に大きな影響を及ぼすことになります。だから、やはり自分の身は自分で守るべきなのだ!

HIVに感染している人は、定期的な治療により、ウイルス量が検出下限値以下の状態が6ヶ月以上続けば、性交渉による相手への感染確率は0、すなわち「U=U」と考えることができますので、HIVに感染している友人は、自分の健康のためにも、他人の健康のためにも、積極的な治療を心がけてください。

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