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もしあなたの周りにエイズ患者がいたらどうしますか?

もしあなたの周りにエイズ患者がいたらどうしますか?

エイズは決して他人事ではなく、私たちのエイズに対する広報活動のテーマは「積極的な検査、エイズを知る、エイズを予防する、健康を分かち合う」である。わが国は人口が多く、エイズ患者も数十万人と膨大な数に上っており、エイズの予防と治療を遅らせてはならないこと、エイズに関する国民の知識を強化することが最も重要であることを実感させられる。

現在、春友のプラットフォームでは、多くのエイズ相談者に出会っているが、そのほとんどが極度の "エイズ恐怖症 "の人たちである。 一般の人たちは、自分が接する環境にHIVが存在することで、HIVに感染することを恐れ、毎日パニック状態に陥り、生活や仕事に支障をきたし、継続することが不可能になっている。患者たちの恐怖は、主にエイズを治す治療法がないという恐怖によるもので、エイズに罹るということはすぐに死ぬということだと考えている。同時に、周囲の目が毎日変わり、孤立し、仲間はずれにされ、生きる希望さえも失うことを心配しなければならない。では、一般人であれ患者であれ、誰からもエイズの恐怖を取り除くことができないというのはどういうことなのか。それは、現代の人々がエイズについて十分な知識を持っていないこと、エイズに関連する予防の知識が不足していること、そして地域社会のあらゆる分野でもエイズの広報に関する知識が不足していることを示している。

エイズは人々の間で語られる病気である。ひとたびエイズに感染すれば、それは普通の人々の目には死の宣告を意味する。そのため、診療所では、リスクの高い性交渉のため、度重なる問い合わせに悩まされる患者がしばしばおり、また、エイズ感染を恐れるあまり、当日は手袋を着用し、脱ぐ勇気がなく、階段の手すりやエレベーターのボタンの外側に触れる勇気がない人もおり、エイズ恐怖症に何年も苛まれ、痛みに耐えられず、生活の質も悪くなる患者が繰り返しいる。しかし実際には、エイズに感染するのはそう簡単ではない。

エイズはヒト免疫不全ウイルスの感染によって発症する。 このウイルスは主にヒトのヘルパーTリンパ球を攻撃し、一度人体に侵入すると体内の細胞と融合し、生涯にわたってウイルスを排除することは困難である。ウイルスの攻撃によりヒトヘルパーTリンパ球が大量に死滅すると、免疫力が急激に低下し、様々な日和見感染症や腫瘍を引き起こす。HIVは一度人体に感染すると完全に根絶することはできず、その結末は非常に恐ろしいものであるが、気軽に感染を起こすようなものではない。HIVが人体に感染する主な経路は、やはり血液感染、母子感染、性的感染また、同性間のアナルセックス、薬物の使用、血液の売買などでも感染する可能性がある。HIVは非常に壊れやすく、漂白剤、アルコール、ヨードホール、熱などの一般的な消毒剤でウイルスはすぐに死滅する。ウイルスは空気中、水中、食物中では生存せず、便器、手すり、ボタン、蚊に刺されるなどでは感染しないので、慌てる必要はない。ですから、自分の身を守ることさえ気をつければ、周囲にエイズ患者がいても、あまり心配する必要はありません。

春雨医師の回答があなたのお役に立てれば幸いです。

著作権:本稿は春友博士のオリジナル原稿であり、著作権は春友博士に帰属する。

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